10<>2004/06/01<>アルコールは痛風のリスクを倍増<>「飲酒、特にビールは、男性における痛風の発症を2倍にする」との発表が医学雑誌「ランセット4月号」で報告された。
研究グループは、痛風発症歴のない4万7150名の男性を対象に12年間の追跡調査を行った。調査終了時の1998年までに2%にあたる730人が痛風を発症したが、アルコール摂取量が多ければ多いほど痛風を発症しやすく、最も多量にアルコールを摂取した男性は、全く摂取しなかった男性に比べて2倍発症率が高かった。
特にビールとの相関が強く、毎日摂取することでリスクは50%増加、その次に強かったウイスキーでは15%のリスク増がみられた。その一方でワインを摂取した場合では、リスクの増加は認められなかったものの、「ワインが安全だと言えるほど大量に飲む男性がいなかったから」と一部の専門家は指摘している。
痛風は血中に大量の尿酸が存在することにより発症する。消化の課程でプリン体が尿酸に分解されるため、尿酸値はプリン体が存在する食品や飲料により上昇する。ビールには特にプリン体が多いことが指摘されている。<><><><><><><><><><>
9<>2004/05/25<>妊娠中の飲酒による影響<>妊娠中のアルコール摂取は、量に関係なく生まれてきた子供は幼児期に記憶力・学習力に明らかな障害を引き起こし、10代以降も継続し続ける可能性のあることが、”Alcoholism Clinical and Experimental Research 3月号”で報告された。
ピッツバーグ大学医学部の研究グループは、600人の子供に関するデータを長期にわたり収集、母親の妊娠後3ヵ月ごとの飲酒量を調べる一方で、子供が16歳になるまでの健康状態に関する追跡調査を行った。
その結果、母親が妊娠後3ヶ月までに少量の飲酒をした場合、14歳の子供の記憶力障害および学習障害が認められ、多量に飲酒した場合では、その障害が幼児期から認められた。
今回の研究では、少量の飲酒を週に3回以下と定義し、また、適度な飲酒は週に3回以下でなおかつ1日1回以下としている。<><><><><><><><><><><>
8<>2004/05/14<>世界中で毎年約320万人が「糖尿病」で死亡。<>国連世界保健機構(WHO)は平成16年5月5日、「世界で毎年320万人が糖尿病で死亡している」とする調査結果を国際糖尿病財団(IDF)と共同で発表、これを受け“Dia-betes Action Now"と名付けた共同プログラムを本格化させる。今回の調査は「1分間に世界中のどこかで6人が糖尿病もしくは糖尿病が原因と思われる疾患で亡くなっている」と指摘、さらに「2000年の調査時には総計1億7千万人とされた患者数も2030年には3億6600万人に達する」と推計しており、早急な対応を求めている。
また、これと平行してWHOは、死亡原因の59%を占める糖尿病、心臓疾患、ガンなどの慢性疾患の予防を目的とした食生活に関する「総括的目標とガイドラインに関する世界戦略」を策定し、17日に予定されている総会での採択を目指している。
採択案では適度な運動とバランスのとれた食生活を推奨し、その具体策として脂肪や砂糖・塩の摂取制限、野菜・果物の摂取増、動物性油脂から植物性油脂への変更などを挙げている。本案が採択された場合でも直接的な拘束力は持たないものの、これが今後の国際社会における食事に関する規範となる。(健康食品新聞・5月12日号)
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7<>2004/05/10<>抗酸化物質は子供の喘息を止める<>β―カロチンやビタミンCなど抗酸化物質を多量に摂取している子供は、喘息羅漢率が低下することが呼吸器科雑誌(American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine)で報告された。
コーネル大学研究グループは、1988〜1994年に行われた第3回全米健康栄養調査に参加した4〜16歳の子供6153人を対象に、喘息の診断の有無や抗酸化物質の量測定のための血液検査、受動喫煙の影響を調べた。その結果、セレンを多量に摂取していた子供は、他の子供に比べて喘息の軽減が10%認められ、受動喫煙の子供の場合には50%も軽減した。
またβ―カロチンを多量摂取した子供にも喘息の軽減が認められ、受動喫煙の子供では40%、そうでない子供で10%軽減した。ビタミンCも同様の結果であったが、一方、ビタミンEは受動喫煙の有無に関わらず喘息との関係は認められなかった。
アメリカ肺協会によると、全米で18歳以下の子供630万人が喘息を患っており、ますます増加の傾向にあるが、原因は不明である。(アメリカ・ヘルススカウト)
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6<>2004/04/28<>日本人は糖尿病を発症しやすい体質。<>糖尿病研究の第一人者である京都大大学院医学研究科糖尿病・栄養内科学教授・清野裕氏と同助手・福島光夫氏は先日、日本の糖尿病の現況を詳しく解説して、日本人が糖尿病を発病しやすいことを指摘した。
福島氏は、研究データを元に欧米人と日本人とでは糖尿病の病態生理が異なる点を指摘、「(欧米人に比べ)日本人はインスリン分泌不全とインスリン抵抗性が認められる」と述べた。このため、症状が軽度の段階から糖尿病発症の予防を心がける必要があるとの考えを示した。清野氏は、糖尿病の現状について詳細な解説を行った。同氏は、糖尿病患者や予備軍が急増する日本の実態を説明し、その理由として日本人の体質と近年の肉食中心の欧米型食生活へのシフトを挙げた。「日本人のインスリン分泌能は欧米人の半分くらいしかない」と述べ、これまでの魚類や穀類中心の食文化によって、もともとインスリン分泌能の低い体質を持つ日本人が、近年肉食中心の欧米型食生活に変化してきたことで、糖尿病が急増していることを解説した。同氏は、糖尿病発症予防の為には、インスリン分泌を促進またはインスリン作用を増強するような食品、薬などが必要との考えを示した。
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5<>2004/04/27<>葉酸添加が先天性障害を減らす。<>1998年以降、米政府主導により行われているパンや穀物への葉酸添加は、葉酸不足から生じる出産時先天性障害のリスクを有する胎児数を3分の1に減らしていることが、産婦人科学雑誌“Obstetrics & Gynecology"で報告された。
妊娠初期の葉酸値が低いと、二分脊椎など神経管閉鎖不全よばれる出産時先天性障害の原因になることが指摘されている。
ニューヨークのマンハッタンにあるセント・ルークス・ルーズベルト病院の研究グループは、1997年における2万7000人の妊婦と2000年における3万4000人の妊婦に関して出生前診断を行い、神経管閉鎖不全のリスクが高い女性が32%減少したことを確認した。特に最も危険の高い女性は44%減少していた。
研究グループは、葉酸強化が「先天性障害の減少の大きな第一歩を意味している」と述べている。(ニューヨークタイムズ紙、3月2日)
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4<>2004/04/21<>肥満による死亡者数が喫煙に追いつく<>米国厚生省疾病センターの調査報告によると2000年には40万人のアメリカ人の死因が食生活の乱れや運動不足に関係し、喫煙による43万5千人の死亡者数をわずかに下回るだけであることが分かった。全人口の64%が太り過ぎか肥満で、U型糖尿病、心臓病、ガンを発症する危険性が高い健康状態にある。この現実を打破するために米厚生省は国民がより健康的な食品を摂取し、体を動かすことを推奨するキャンペーンを打ち出した。これにより年間1170億ドルの医療費等の政府支出削減も期待されている。(アメリカ・2004年3月)<><><><><><><><><><><>
3<>2004/04/15<>アメリカの10代は最も太っている。<>1997〜1998年における13〜15歳の若者3万人を調査した結果、フランスやドイツなど先進国15カ国のうちアメリカの10代における肥満率が最も高いことが分かった。15歳に関して言えば、女子の15%、男子の14%が肥満であり、女子の31%男子の28%が太りすぎであったことがデンマークの研究グループによって報告された。アメリカの10代は他の国の若者に比べてファーストフードやスナックをよく食べ、甘い炭酸飲料を飲み、通学やその他外出に車を使う事が多く、座りがちな生活を送っているからだと報告している。
その他肥満の高い国は、ギリシャ、ポルトガル、イスラエル等で最も肥満の少ないリトアニアは15歳の女子で2%、男子0.8%が肥満であり、女子の8%、男子の5%が太りすぎであった。
ちなみにフランスでは15歳で女子4%、男子3%が肥満で女子13%、男子10%が太りすぎ、ドイツでは15歳の女・男5%が肥満、女子の15%、男子の14%が太りすぎでWHOは昨年、肥満はもはやアメリカだけの問題ではなく、ヨーロッパなど各国で懸念されると発表していたが、奇しくもそれを証明する結果となった。(ワシントンポスト・1月9日号)<><><><><><><><><><><>
2<>2004/04/10<>日米白内障研究会議2004<>2004年2月14日〜18日まで米国ハワイ州コナで「日米白内障研究会議2004
」が開催され、基礎・臨床・疫学の各分野を代表する研究者100名が結集した。
同会議では「ルテイン」と題したシンポジウムが開かれ約40名の研究者が参加し、座長を務めたピーター・ケーダ教授は「近年、多くのサプリメントが普及している中、ルテインおよびゼアキサンチンが白内障をはじめ多くの眼疾患に有効であるという事実が多数報告されている」と報告した。また、浜松医科大学の平松名誉教授は「抗酸化物質と加齢性白内障」と題し、白内障発症要因のひとつである光酸化反応の機序を解説、ルテインが光酸化作用を抑制する可能性を、自らの研究結果から示唆した。その中で「ルテインの持つ抗酸化作用が、ビタミンEに比べて10倍ほど強い事を最新の機器を使って確認した」と報告した。他にも多数の研究結果が報告された。<><><><><><><><><><><>
1<>2004/04/21<>フィットネスクラブの売上高・2003年は2231億円。前年比5%増。<>経済産業省が2月19日に発表した「特定サービス産業動態統計調査確報」によると、2003年のフィットネスクラブの売上高合計は、2231億円6500万円で2002年の2121億円2100万円と比較して5.2%増となった。<><><><><><><><><><><>